認知症初期集中支援チームについて
平成29年4月より、日向市の委託を受け、協和病院に認知症初期集中支援チームが設置されました。
認知症は、誰もが発症する可能性がある身近な病気です。しかし、対応の遅れから認知症の症状が悪化し、対応困難な状態が生じてから医療機関を受診するケースや、認知症の診断やケアが十分になされないまま、御本人に危機的な状況が生じてから対処するケースが、これまで問題となってきました。
認知症初期集中支援チームは、そのような状況を回避し、認知症になっても住み慣れた地域で安心した生活が続けられるよう、早期に専門医療機関の受診・治療につなげ、適切な医療やケアが受けられるよう支援していきます。
認知症初期集中支援チームの概要
医療・介護の複数の専門職が、ご本人やご家族等からの相談を受け、認知症が疑われる方や認知症の方、またはそのご家族を定期的に訪問し、状況をお聞きします。その上で、御本人と御家族への初期の支援を集中的(おおむね6ヶ月)に行い、自立した生活をサポートしていきます。
支援チームのメンバー
認知症の専門知識と豊富なケア経験を持つ、複数の専門職で構成されています。
認知症サポート医 | 3名 |
---|---|
看護師 | 1名 |
作業療法士 | 1名 |
精神保健福祉士 | 1名 |
支援の対象者
年齢が40歳以上で、認知症が疑われ、在宅で生活している方で、下の1、2に該当する方
- 1.医療・介護サービスを受けていない方、または中断している方
- 2.医療サービス・介護サービスを受けているが認知症の行動・心理症状により対応が困難な方
支援の内容
- 医療機関への受診支援
- 生活環境の改善の助言
- 介護保険サービスの利用に関する支援
- 介護者への支援
- 認知症の重症度に応じた介護に関するアドバイス
- 介護保険サービス以外で利用できるサービスの案内など
相談から支援までの流れ
1
相談- まずは、お住まいの地域包括支援センターへご相談ください。
ご相談についての費用はかかりません。
2
家庭訪問- チーム員が相談者の自宅を訪問し、どのような生活上の困難があるのか、ご本人やご家族が何に困っているのかなど、お話を聞きます。
3
支援の実施- ご本人やご家族と共に、支援の方向性を検討した上で、関係機関と連携し、介護サービスの導入や、専門医療機関への受診支援など、必要な支援を行います。
4
関係機関への
引継ぎ- ケアマネジャーなどへ引き継ぎ、支援チームによる支援を終了します。
相談先について
- 中央地域包括支援センター
- TEL:0982-53-8518
- 南部地域包括支援センター
- TEL:0982-58-1106
- 日知屋地域包括支援センター
- TEL:0982-50-3505
- 財光寺地域包括支援センター
- TEL:0982-66-1066
- 東郷地域包括支援センター
- TEL:0982-69-3367